普天間が云々、オスプレイが云々、
沖縄の政治家の皆様がいろいろと行動なさってるようですね。
「オスプレイ配備反対は、沖縄県民の総意だ!」
「普天間基地の県外移設は、沖縄県民の総意だ!」
沖縄の市民団体、政治家、マスコミがよく主張されますね。
でも、思いました。
「総意」ってなんでしょう?
辞書を引いてみました。
辞書にはこうありました。
全員の一致した意見・考え。「―をくむ」「―を反映させる」
つまり、全員の一致した考え、ということです。
沖縄県民の総意は、
「オスプレイ反対!普天間基地の県内移設反対!」
本当にそうなのでしょうか?
違います。
選挙権を持つ20歳以上の有権者である沖縄県民の総意がオスプレイ反対、普天間基地は県外移設ではありません。
私たちも、さまざまな方法で沖縄県にお住まいの方々の意見を伺っております。
賛成する意見、反対する意見、どちらでもないという意見・・・・、実に様々な意見があります。
総意と仰るなら、ご教示頂きたい。
どのように調べたのですか?どのように数えたのですか?
どなたかに数えられたことあるのですか?
総意だと仰る政治家、政党、沖縄のマスコミ、市民団体の方々が私たちのところに調査にいらっしゃったことは、一度もありませんが・・・?
「県議会だって、那覇市議会だって、議員全員が反対してるじゃないか?」
「革新だけでなく、沖縄の自民党や保守代表の翁長雄志那覇市長ですら反対されているのだから、保守も革新もオール沖縄でオスプレイ反対、県内移設反対じゃないか?」
という反論もありそうですね。
市民、県民の代表が反対したから、それが市民、県民の
「総意」・・・?
本当にそこで
「総意」が示されたのですか・・・・?
前回の那覇市議会議員選挙、沖縄県議会議員選挙、那覇市長選挙の結果を振り返ってみましょう。
前回の那覇市議会議員選挙は2009年07月05日に行われました。
投票率は有権者数の56.00%、定数40人に対し立候補者数は67人でした。
前回の沖縄県議会議員選挙は2012年06月10日に行われました。
投票率は有権者数の52.49%、定数48人に対し立候補者数は63人でした。
前回の那覇市長選挙は2012年12月11日に行われました。
投票率は有権者数の39.43%、立候補者数は3人でした。
いずれの選挙にも言えることは、
・有権者から票を頂いたが落選した候補者
・そもそも投票しない有権者
がいたことです。
落選した候補者、その候補者に投票した有権者、そもそも投票しなかった人の民意はどうなったのですか?どのようにして「総意」に組み入れられたのですか?説明いただけますか?
できないでしょう・・・?
沖縄の政治家の皆様、
あなた方が民意を背負っていない、とは言いませんが、
ありもしない
「総意」という言葉をむやみやたらに口にするのはやめて頂けませんか?
そのような事実を無視して
「県民の総意、那覇市民の総意」というのはあまりにも乱暴ではないのですか?
沖縄のマスコミの皆様、
あなた方も沖縄の為にと思う事色々あるのでしょうが、
様々な思いを
「総意」の言葉で纏め上げるのは乱暴ではありませんか?
沖縄の
「総意」の存在を肯定されている方で、
私たちやリスナーに対してぜひともこれだけは言いたいということがある方は、ぜひともご連絡ください。
一緒に語りましょう。いつでもあなたの声を電波を通じて多くの方々に届ける用意はあります。
スタジオで語り明かせる日が来ることをお待ちしています。
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